松山せいじ先生読みきり「天使の料理人?サンマ」

今さらですみません。
某先生のプログにやたらご飯の画像が載っていたのは、この漫画描いて
いたからなんですね(笑)。
エイケンの小萌のようなうどん踏み踏みっ娘を再び描きたいだけの為に、
作品で扱う料理に「うどん」が選ばれたような気が。
 
「美味いっ!」という気持ちを、往年の料理漫画では火山の噴火で表現
したり、「食べたら虹が見えた」と表現したりしていたけど、
今回はライバルのお嬢様が「私の中に あつい汁が入ってくる」と絶叫
したり、うどんの緬が触手のように体に絡みついたり、美味いという
感情をエロティックに表現。
さらに女性料理人たちがとんでもないパフォーマンスでうどん粉を練り
上げるなど、オーバーアクションが売りの松山先生のテンションの高さが
炸裂!
僕は以前、前回の読みきり(ふしぎなピノコ)でのオーバーアクションが
中途半端だったためか、感想の中で「「萌えられればそれで良い」という
安易な考えは捨てて、読者を感動させられる作品を描いて頂きたい」と
書きましたが、今回は単に萌えに頼らず、調理法や美味いという表現など、
オーバーアクションがふんだんに盛り込まれ、読む人をいかに飽きさせず、
いかに楽しませるかという、松山先生の努力が伺えられました。
感動できたかどうかは、個人差によりますが(笑)。